- サービス付高齢者向け住宅(サ高住)とは
- 高齢者住まい法(高齢者の居住の安定確保に関する法律)の基準によって定められたバリアフリー構造になっている住宅を指します。一定の基準を満たし登録を行うことで以下(表)の補助金・税制の優遇を受けることができます。
補助金 | 建築費の1/10 (上限1,000万円/施設) |
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固定資産税 | 5年間 税額について2/3を参酌して1/2以上5/6以下の範囲において 市町村が条例で定める割合を軽減 |
不動産取得税 | (家屋)課税標準から1,200万円控除/戸 (土地)家屋の床面積の2倍にあたる土地面積相当分の価格等を減額 |
サービス付高齢者向け住宅(サ高住)と住宅型有料老人ホームの違い
サービス付高齢者向け住宅(サ高住)
賃貸借方式
おもに要介護度が高くない、60歳以上の自立した高齢者を
対象とした住宅。一般型と介護型の2種類。
[居室最低面積/25㎡以上]
メリット
- 安い初期費用で入居が可能
- 自分に合ったプランやサービスを選択できる
- 生活の自由度が高い
デメリット
- 夜間にスタッフ常駐の義務はない
- 要介護度が上がると退去しないといけない場合がある
- 施設によって有料サービスに大きな差がある
住宅型有料老人ホーム
利用権方式
基本的には60歳以上の自立した生活が送れる高齢者、
軽度の要介護者までが入居できる生活支援サービス付き施設。
[居室最低面積/13㎡以上]
メリット
- 比較的健康な人が対象のため、生活の自由度が高い
- 食事・洗濯・掃除・見守りなどの生活支援サービス
- レクリエーションやアクティビティで施設内の交流が盛ん
デメリット
- 入居金や月額利用料が高額に設定されていることが多い
- 介護サービスは外部の事業者と別途契約が必要
- 施設内の生活には一定のルールや制約がある