2024.11.18
「近隣に同じような物件が増えて差別化が難しい」「建物が古くなったから」など、家賃を下げる要因はさまざまです。安易に家賃を下げるだけでは賃貸経営はうまくいきません。家賃の値下げはあくまで最後の手段であって、その前にやるべき事はないでしょうか。視点を変えれば良い方法が必ず見つかるはずです。
家賃を下げることでまず考えられるのは、すでに入居されている入居者さまから不満が発生することです。入居タイミングが違うだけで家賃が安く設定されると自分も同じ値段にしてほしいと思うのが普通ですよね。また、投資用物件の場合は利回りが下がることになります。例えば家賃10万円の物件を1200万円で売る場合、この物件の表面利回りは10%となります。この家賃を9万円に下げると、同じ10%の利回りで売ろうとすれば1080万円で売ることになります。100万円以上の損失となってしまいます。このように空室が決まらないからといって、安易に家賃を下げることは得策ではありません。入居時の敷金・礼金といった初期費用を見直したり、リフォームやリノベーションといった付加価値をつけるなど入居者さまを意識した手段を検討されてはいかがでしょうか。このように広い視野をもち、賃貸経営に取り組むことが重要なのです。物件のデメリットを見極め、空室対策を実施しましょう。
ベツダイの賃貸では、適切な家賃や管理費の設定をはじめ、値下げをする前の空室対策の相談や提案を承っております。
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