2025.02.28
サブリースとは、サブリース業者が不動産のオーナーさまから物件を一括借り上げし、各戸を第三者である入居者に転貸する仕組みです。サブリース業者は入居者から家賃収入や礼金、更新料を受け取り、オーナーさまに毎月賃料を払います。受け取る賃料は、満室時の家賃収入を100%とした場合、70〜80%が目安です。
サブリースには、管理がほぼ不要、空室や滞納リスクの回避、広告料や仲介手数料等の軽減といったメリットがあります。一方、契約更新時に賃料が下げられる場合がある、設備更新やリフォーム費用はオーナーさま負担、礼金や更新料を受け取れない、入居者を選ぶことができないといったデメリットも挙げられます。
オーナーさまがデメリットを知らされないまま契約を交わし、後々トラブルになってしまうのが、サブリースが危ないと言われる理由でしょう。サブリースは、正しく理解した上で契約すれば便利なサービスです。
ただ、賃貸経営の方法はサブリースだけではありません。一般的な管理委託では、空室リスクはあるものの、オーナーさまは手数料を除いた90〜95%が家賃収入として得られます。一度、複数の管理会社に相談して、自分に合った管理方法を検討してみましょう。